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2009-08-07 14:09 | カテゴリ:MOE
ピトのエルビンで○人の旅人パターン


「実は私・・・もう行かなくちゃ」
かじるはある目的の為に旅をしていたこと、その旅の途中でエルビンに立ち寄ったこと。
みんなに出会って楽しくて時間を忘れてしまっていたこと。全てを話しました。

少しの沈黙の後・・・誰かが言いました。
「3年後のこの日、夢を叶えて、またみんなでココに集まろうじゃないか」

○人は頷きました。

―――――個人ストーリー「姉を探す旅」 byかじる

かじるには歳の離れた姉が一人いました。
幼い頃に両親を亡くしたかじるにとって、姉は唯一の肉親であり話し相手でもありました。
その姉が突如かじるの前から姿を消したのは5年も前。
そういえば前の晩、いつもよりも長い時間ベットで頭を撫でてくれてた。
窓から入ってくる隙間風でも消されてしまうような小さな声で、何度も
「ごめんね・・・」とつぶやいてたのは気のせいじゃなかったのかもしれない。

どうして「ごめんね」なんて言うの?
どうして私を置いて行くの?
どうしてお姉ちゃんは・・・
どうして・・・
満月の夜、決まって同じ夢で目が覚める。
「行かなきゃ・・・」
その日はちょうど、かじるが13歳になる日でもあった。

姉を捜しに旅に出た
ガルム・・・イプス・・・ミーリム・・・
グルっと回った
姉の居場所がエルビンだって聞いて、エルビン尋ねて行った。
そしたらエルビンの住人が出て来て(ry



「実は私・・・もう行かなくちゃ」
かじるはある目的の為に旅をしていたこと、その旅の途中でエルビンに立ち寄ったこと。
みんなに出会って楽しくて時間を忘れてしまっていたこと。全てを話しました。

少しの沈黙の後・・・誰かが言いました。
「3年後のこの日、夢を叶えて、またみんなでココに集まろうじゃないか」
○人は頷きました。



「仲間との約束・・・」
かじるにはそんな言葉がくすぐったかった。

今までずっと相手してくれてたのは姉一人。
その唯一の話し相手が居なくなってからは、ずっとひとりぼっちだった。
口を利いてくれる友達も、遊んでくれる友達も居なかった。
「吸血鬼の娘・・・」
村の人たちがかじるの事を陰でこう呼んでいたことを知ったのは
姉が居なくなってから間も無くだった。

「絶対見つけるから・・・待ってて」
その約束が、かじるの意思を更に固くした。

エルビンを出て数日後、大きな町にたどり着いた
「ここにならきっとお姉ちゃんの情報が沢山あるはず」


ビスク西広場
コノ町一の商店街
その片隅で美容師の手伝いを始めたかじる
時期になると気温が40度を超えるコノ町での
流行ヘアスタイルは坊主で
毎日のように小さな子供がかじるの元へと群がる。
子供1「おねえちゃん!アレやって~!」
子供2「アレで切ってくれなくちゃ来た意味ないよぉ~」
美容師師匠「なぁ~やってやれよ!減るもんじゃないし、そっちのほうが客が目を引くんだ」

そう言われてかじるはしぶしぶ両手を広げる
「ワオーーン」
子供2「キャー!狼に髪切られたー!」
子供1「あははっはは。おもしろい!」

かじる「見世物じゃないっつうの!」
不満そうな顔をしつつも喜ぶ子供の姿を見てニヤニヤするかじる

かじる「で、何か情報とか聞いたでしょうか?」
師匠「ああ、そうだったな。君のその格好に客が寄って来るもんだから、ついもったいなくて・・ry」
かじる「えええ・・・!!」
師匠「いやいや、ああ、あそうだよ、ほら、で、な」

・・・・・

師匠「行って来いよ」
かじる「ありがとう!見つかったらまた手伝いにくるから!!」
振った手を下ろす間も無くかじるは走り出した

「中央の魔法研究所でそれらしき人をみかけたって聞いたんだ・・・」
やっぱり・・・コノ町に居る・・・やっとお姉ちゃんと同じ町に・・・


そして中央魔法研究所付近へ
@@「あらっ▲さん!今日は研究所へのおつかい?」
かじる「あ、いえ・・・」
@@「いつもと違う格好しちゃって!ごきげんよう~」
かじる「・・・」

@@@「やぁ!▲さんじゃないか!今日はどうしたんだい?」
かじる「あ、その・・・」
@@@「まぁゆっくりしてってよ!久々の息抜きなんだろう?アハハハハ」
かじる「・・・」

通りすがる人にお姉ちゃんの名前で声を掛けられる・・・
近いんだ・・・きっと・・近くに・・・


かじる「あの・・・すいません・・お尋ねしたいんですけど・・・」
研究所の中に入たかじるは白い服を着た若い女性に話しかけた

白「あら!てっきり▲さんかと思ってた!てことは・・・あれ?」

・・・・・・
かじるはその女性に姉を捜しにコノ町へ来たことを告げた
白「そうだったんだ。じゃぁきっとあの人なら大聖堂の・・・」


バタンッ
大聖堂の場所を聞いたかじるはお礼も言わず飛び出した
「お姉ちゃんは大聖堂に居る・・・・」

小さな胸に沢山空気を詰め込んで、ソレを一気に吐き出した
「はぁああぁあぁぁあぁああぁあぁ」
一種の気合である



大聖堂1F
そこには沢山の資料や書物が山のように並んでいた。
広い部屋なのに足元も良く見えないほど薄暗い
たまに机の上においてあるキャンドルはその資料に目を通す時にだけ使う物の様だ
研究所に居た女性と同じく白衣服を着た人、まったく逆の黒い服を着た人が静かに資料を探していた

かじる「あのぉ・・・」
申し訳なさそうな小さな声で話しかけた
黒服「何だい君は?ココは君のような人は入っちゃいけない場所なんだ!出て行きなさい!」
静まり返った薄暗い部屋にズーンと重低音が響き渡った

かじる「あ。。すいませ・・・」
ドンッ
●「痛っ・・・」
かじる「ごめんなさ・・・」
人にぶつかったのも気にせず来た道の方へ走って逃げた
●「・・・・あれ?・・・・あのこは??」
はぁはぁはぁ・・・ぅう
頭に響いた重低音が昔の記憶を思い出させたかと思うと
急に空から雨が降ってきた


姉の居る場所・・・
すぐ近くに姉が居るはずなのに・・・
その姉の居場所を聞くのが急に怖くなった・・・


大丈夫・・・大丈夫・・・大丈夫・・・
「夢を叶えて、またみんなでココに集まろうじゃないか」
うん、大丈夫・・・
「絶対見つけるから・・・待ってて」



数日後・・・大聖堂へ
こっそり資料室へ入り込むかじる
沢山の書物がありすぎてどこにその手がかりがあるのか・・
その手がかりがこの資料の中にあるのか・・・
はたまた・・・

●「ココにはコノ町の歴史と賢者達の知識と沢山の冒険者達の旅の記録が詰まっているんだ!
どうだい?気に入った?」
かじる「あ・・・ごめんなさい・・勝手に入っちゃって」
●「やぁ。また会ったね!」
かじる「・・・・?」「ごめんなさい、覚えてなくて・・・」
●「まぁいいさ、あ・・・君は・・・」
かじる「え?」
●「君は・・・▲の・・・」
かじる「▲を知ってるんですか?!」
●「知っているさ!3年ぐらい前からこの大聖堂で・・・」
かじる「私・・・▲を捜して村を出てきたんです!▲の・・・」
●「まぁまぁ落ち着いて!言いたいことは分かったよ。ついておいで」
かじる「うそぉ・・・」



カツッカツッカツ
石を踏む金属の足音
ドクッドクッドク
それと同じ速さで刻む鼓動

かじるはギューと硬く目を閉じた
カツッカツッカツッカ
かじるの前で止まる足音
ゆっくりと何かが・・・

「か・・じる・・」
そう声が漏れたかと思うと
ガタッと何かが崩れる音がした

そっと目を開けてみる・・・と・・・
瞳から大きな雨粒をボロボロこぼしたかじると同じ顔・・・・

・・・・かじるよりちょっとクシャクシャになったその顔は
ずっとこちらをみて口を萎めていた

かじる「・・・お姉ちゃん?」
▲「かじ・・・るぅ・・・・」

7年前
窓から入ってくる隙間風でも消されてしまうような小さな声で、何度も
「ごめんね・・・」とつぶやいてた声は
涙交じりの声に変わり
また何度も・・・何度も・・・「ごめんね」を繰り返した


そして1年後
この大聖堂でプーリストになるために修行をしていたという▲
彼女を捜すことだけが目的だったかじるは、その修行のお手伝いをすることになった。
そのお手伝いって魔法の研究や書物の検索とかじゃなく
毎日が大聖堂の掃除や資料室の片付けだった
▲「ねぇまだなの?早くしなさいよ!」
かじる「うん、わかってる・・・ちょっとまって・・・」
お手伝いって言うより家政婦?メイド?そんな言葉のほうが似合ってるような気がする。
かじる「8年前はもっと優しかったの・・に・ry」
▲「ん~?聞こえなぁ~い」
かじる「ん、もぅ・・・」

●「アハハハ!また喧嘩ですか?元気ですね」
1年前この場所で焦る私の気持ちに感づいて、彼女と引き合わせてくれた●様
●様はこの神聖なる大聖堂に携わるアルケミスト集団の一人・・・
そして
裏の組織ネクロマンサー集団の一人でもある



沢山の書物や資料がある部屋で、私はある謎を探していた
私があの村で「吸血鬼の娘」と呼ばれてた理由・・・そして
私がオオカミに変身してしまう理由・・・
毎晩のように資料室で書物を読み漁った

ある大雨の降る晩
同じように資料室で書物を検索していると
「・・・魅せられし者よ…」と書いた凄く古い書物を見つけた

かじる「・・・ん?」
凄く古くてしかも所々茶色のシミで読めない文字・・・
大して大きい書物でないのにズシンと重たいその書物は
私に何かを訴えているような気がして・・・・

「出でよ…我が下僕…
「闇の祝福を、携えて…
「穢れなき手を、引いて…

「我捧げる……供物を満月の…」
「暗黒に魅せられし者よ…その名を…!!!」

●「何をお探しですか?」
かじる「Σ!!!!」
●「ずいぶんと激しい歓迎ですね。」
●「おや、いけない子ですねぇ。そんなものをどこから?」
かじる「・・・・」
●「さて、知ってはいけないことをあなたは知ってしまったようですね・・・」


まだ・・・彼女はその事を知らない。
・・・言えないんだ。
彼女は●様のことを偉大なるアルケミストとして尊敬しているから・・・。
そしてその偉大なるアルケミスト様から彼女を通して私へ結婚の申し込みがあった。
・・・ずるい
もちろん彼女は大賛成。
私は・・・私は・・・

・・・契約結婚
そんな言葉と彼の黒い笑みが私の頭から離れなかった。

私の足には呪いのかかった足枷が
彼女はソレも新しい愛情の証だと微笑んで言う
どうかしてる・・・
足枷が愛情の証だなんて聞いたこと無い

でもこの足枷も・・・
●様との結婚も・・・
・・・彼女の笑顔を守る為
彼女の生活を守るために仕方の無いこと・・・なのかもしれない



でもひとつだけ・・・
私の最後のお願い聞いて・・・
「どうしても会いたい人たちが居るの!!!」



▲「で?そのコ達に会いに行ってどうするのよ。
きっと村の人と同じ扱いされてまた悲しい想いをするだけ。
●様と一緒になってずっとココに居ればいいわ」
かじる「でも・・・▲だって・・・」
▲「聞こえないわ。でも・・・何?」
かじる「大切な・・・仲間だから!!」
▲「・・・分かったわ。特別よ。一週間だけ時間をあげるわ。」
かじる「!!」
▲「ただし、お願い。一週間後には必ず戻って●様との結婚式を・・・」
かじる「分かった。ちゃんと戻るよ!そして●様との結婚も・・・す・・る!
ありがとう・・・お母さん・・・」


大丈夫・・・
うん、大丈夫・・・
「絶対見つけるから・・・待ってて」
大丈夫・・・
「私を守ってくれたあなたの笑顔の為なら」

走れば間に合う・・・
「3年後のこの日、夢を叶えて、またみんなでココに集まろうじゃないか」

大丈夫・・・大丈夫だよ
「夢は・・・叶った・・・」

あの日、エルビンで交わした約束の日まで・・・







/////
疲れた_ノ乙(、ン、)_

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